会長挨拶

会長
樗木 昭
(おてき あきら)

 この度、令和7年度通常総会にて茨城県薬剤師会会長を拝命致しましたので、謹んでご挨拶申し上げます。

 長年にわたり、茨城県薬剤師会の役員として地域医療・医療保険・広報・学術研修委員会などの会務を務めさせていただきました。これらの経験を通じ、薬剤師を取り巻く環境の変化と、私たちが果たすべき役割の重要性を深く認識してまいりました。

 近年は、少子高齢化の進展、医療費抑制の流れ、薬機法改正など、大きな変革期を迎えております。今後は、地域包括ケアシステムにおける薬局・薬剤師の役割がより一層重要となり、その機能の拡充が求められています。具体的には、かかりつけ薬剤師・薬局の推進、多職種連携の強化、在宅医療への積極的な参画、そして質の高い情報提供と薬学的指導の充実などが挙げられます。これらの機能拡充は、決して容易な道ではありません。

 しかし、この困難な時代だからこそ、薬剤師の存在意義を明確にし、その職能を最大限に発揮すべきだと強く感じています。地域医療において薬剤師がその能力を発揮できるよう、多職種連携、そして行政機関との連携をより一層強固なものにしていく所存です。

 会員の皆様には、この困難な状況を乗り越えるために、会員一丸となってこれらの問題に取り組み、県民の皆様に安心安全な医薬品提供体制を構築していくための、一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。 茨城県薬剤師会は、県民の皆様の健康を守るために、全力で精進してまいります。微力ではございますが、これまでの経験を活かし、茨城県の地域医療の発展に尽力してまいります。

会員数(令和7年6月13日現在)

総数 1841人
薬局開設・勤務 1513人
店舗販売業開設・勤務 13人
医薬品卸業開設・勤務 22人
病院・診療所勤務 86人
行政勤務 40人
無職者 80人
その他(メーカー、研究・試験機関等) 87人

沿革

明治26年5月 茨城県薬剤師協会として設立
昭和24年1月 社団法人格を取得(社団法人茨城県薬剤師協会)
昭和45年11月 社団法人茨城県薬剤師会に名称を変更
昭和47年10月 水戸市千波町に会館を竣工(茨城県薬業会館)
昭和59年4月 つくば市に分室を竣工(茨城県薬剤師会つくば分室)
平成7年10月 水戸市緑町に会館移転(茨城県保健衛生会館)
平成23年9月 水戸市笠原町に会館移転(茨城県薬剤師会館)
平成25年4月 公益社団法人格を取得(公益社団法人茨城県薬剤師会)